質屋のシステムのご説明　質流れ

2015年11月4日

よく百貨店などの催事で
「質流れ品大バーゲン」
のようなタイトルをよく見かけると思います。
良質な中古のブランド品や高級時計に出会えたりします。
実際質屋さんも参加されているもありますが、催事専門の業者さんの場合もあります。
その
「質流れ」とは？
ちょっと長いけどお読みいただけると幸いです。
まず質屋とは
質屋営業法
第一条 　この法律において「質屋営業」とは、物品（有価証券を含む。第二十二条を除き、以下同じ。）を質に取り、流質期限までに当該質物で担保される債権の弁済を受けないときは、当該質物をもつてその弁済に充てる約款を附して、金銭を貸し付ける営業をいう。
要するに質業務とは
お客様が、モノ（品物）を質屋に預ける代わりに、お金を借りていただくことです
期間内に元金と質料をお支払いただければそのモノ（品物）をお客様にお返しすことです。
しかし、
やむを得ない事情で、期日までに返済できなくても無理に返済しなくてもいいんです。
流質期限日を過ぎれば質預かりしているモノ（品物）の所有権はお客様から質屋に自動的に移り契約は終了します。
要するに
流質期限を過ぎ、質屋に預けたそのモノ（品物）を手放せば、質屋はそのモノを売却して元金に充当して
債権も債務もなくなり（借りも貸しもなくなり）契約は終了します。流質後の請求などは一切ありません。
これが　「質流れ 」　です。
その際過不足があっても請求或は返還いたしません。
その質流れで所有権が質屋に移ったものが「質流れ品」です。
質流れはお客様が法で守られている部分です。
質流れさせないのは違法です、それこそ偽装質屋です、ご注意ください。
質屋の良いところであり、融通のきかない悪いところですが、
質屋はモノ(品物）の価値以上にお金を融資することもできないし
お客様もモノ(品物）の価値以上にお金を借りることもできません。
ですから
そのモノ（品物）の価値を適正に判断するのが(真贋つまり本物ニセモノも含め）
その品物の価値を見出すことが
質屋の重要な仕事です。
質預り　質流れにつきましてはマルハナ質店ホームページでもご説明しております。
不明なことはメールでも電話でもお問い合わせください。
ただモノの価値（価格）に関する部分は、品物を見ないと判断いたしかねます。
（見なきゃ分からないんです。）
利用方法などは、分かる範囲でお答えさせていただきます。
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ありがとうございました（＾＾）
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