地域密着型質屋

2008年5月12日

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質屋「マルハナ質店」は愛知県豊橋市というところにあります。
人口およそ32万人ほどの典型的な地方都市です。
同じ愛知県でありながら名古屋からは70ｋｍほどと遠くはなれ、静岡県との県境に位置しております。
海あり、川あり、山ありで自然いっぱいで、気候も温暖で住むのには良いところだと思います。
食べ物は美味しいし、穏やかな人が多いです。
新幹線も止まりますよ。ひかりは1日8本ほどですが（笑）
弊店はこの地で昭和25年より60年ほど営業しており、私は3代目になります。
豊橋でも質屋全盛期には50軒ほどの質屋があったようです。
残念ながら今豊橋には6軒です。
そうなると若い人達には質屋って何をするところ？？って人も多いです。
テレビで「質流れ品大バーゲン」や東京の大○屋さん密着レポートをやってもらえるのは助かります。
実際、ブランド品や金・プラチナ、ジュエリーを買取したり、販売するのも大事な業務です。
質屋はそれだけではなく、本来の業務は「品物を担保にお金をご融資」するというのが本業です。
時代劇で見かける質屋もその業務です。
江戸時代には「女房を質においても初鰹」なんて川柳もあったようですが、今も昔も奥様はお預かりできません（笑）。
昔から質屋はその地域に密着し、庶民金融としての役割をはたしてきました。
着物やかんざしや大工道具を預かったり、背広や靴や冷蔵庫や洗濯機を預かったり、テレビやビデオやカメラを預かったり、今ではブランド品やロレックスの時計やジュエリーです。その時代とともに生活に密着した質草（担保として預かる品物）も変わって行きますが、お客様の為、お客様あっての質屋という「質屋として志」は今も昔も同じだと思っています。
自分が今も質屋として商売ができるのも先人の質屋さん達が一生懸命やってこられたおかげと感謝しております。
もちろんご利用いただいたお客様には大感謝です。ありがとうございます。
日本は大きく変わり、庶民金融として質屋の役割も変わりつつあります。
当店も変革期にあるのもしれません。
でも、どんなにIT化が進んだとしてもマルハナ質店では地域に根ざし、地域のお客様にご利用していただくのは同じです。
目指すはNo1地域密着型質屋です。
マルハナ質店
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